■ dos2ww/98    ver. 1.4
■ 2001.03.16 ささお 
■ http://ha6.seikyou.ne.jp/home/sasao/junkhard/

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■ このソフトのコンセプトと特徴
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WonderWitchではそのほとんどが MS-DOS環境上を前提としているにも
かかわらず、ファイル転送のみのために Windows環境に頼らざるを得なく
なっています。dos2ww/98 は Windows環境に頼らず MS-DOS上からファ
イル転送を行うために開発されました。主な特徴は以下の通りです。

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 16 bitアプリケーション
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    16bit アプリケーションですので WonderWitchのDOS環境のみ開発が
    できるようになります。またMeg/Gedの両シェルに対応しています(注1)。
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 WonderWave対応
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    WonderWaveに対応しており、シリアルポートを持たない機種でも
    IrDA 経由でファイル転送ができます(注2)。
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 幅広い対応PC
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    DOS/V規格とはやや異なるPCもオプション等で対応しています(注3)。
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 さまざまな支援機能 
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    ファイル転送後の自動実行, 簡単なターミナル機能, WonderWitch
    転送形式ではないファイルの自動形式変換&転送機能、最小限のネゴ
    シエーションによる高速転送、複数ファイル指定やワイルドカードに
    よる指定、環境変数の設定によるデフォルトオプションの変更などに
    より効率的な開発ができるようになります。

  (注1) c.mos 氏製作のシェル Ged は下記ページです。
        http://www.zob.ne.jp/~c.mos/wonderwitch/

  (注2) WonderWave での転送速度は9600 bpsにする必要があります。
        また IrDA 搭載のノートパソコンでは PC側の設定が必要な場
        合があります。設定の詳細は添付の wwave.htm 
        もしくは下記URLを参照してください。
        http://ha6.seikyou.ne.jp/home/sasao/junkhard/wwave.htm

  (注3) 動作確認機種
        PC9801シリーズ (dos2ww98.exeを使用)
        HP-200LX (/Lオプションが必要)
        MobileGear (/Eオプションが必要)
        Libretto 70, ThinkPad701Cs, VAIO(PCG-C1XF),
        VAIO ノート, Panasonic CF-A1R, HiNote Ultra 

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■ このアーカイブに含まれているファイル
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     readme.htm    このファイルです。
     dos2ww.exe    DOS/V系PC上で動作するファイル転送ソフトです
     dos2ww98.exe  PC9801シリーズ上で動作する dos2ww.exeです
     wwave.htm     IrDA+WonderWaveでファイル転送を行う場合の説明です
     dos2ww.c      dos2ww.exe/dos2ww98.exeのソースコードです

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■ インストール・アンインストール
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DOS/V系 の場合には dos2ww.exe を、PC9801シリーズの場合には dos2ww98.exe
をパスの通ったディレクトリにコピーし、ファイル名をdos2ww.exeに変更して
ください。
アンインストールは dos2ww.exe を削除するだけです。

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■ 基本的な使い方
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WonderWitch側は、通信、にすればOKです。XM受信などにはしないで下さい。
Gedの場合には、File->Remote をチェックしてください。

PC側は、コマンドラインから、

dos2ww /com2 /w1000 /k /r hogehoge.fx

のように指定します。ファイルがWonderWitch転送形式ではない場合には自動的に
形式を変換し転送します。ファイルは複数指定することができます。また、ワイル
ドカード(*,?)を使用したファイル名にも対応しています。

オプションは後述。

dos2ww /?

でもオプションはみれます。

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■ Freya OS のバージョンアップ
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OSのバージョンアップをする場合にはBボタンを押しながらワンダースワンの
電源をいれ、Recv Systemを選択した後、/Mオプションをつけてファイルを転送
してください。

(例) dos2ww /com1 /38400 /m freya110.bin

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■ デフォルトの変更
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autoexec.bat に、

SET DOS2WW=オプション

を追加することで、デフォルトを変更できます(変更後は再起動が必要です)。

(例) COM2, 転送後実行 をデフォルトにするとき、

SET DOS2WW=/COM2 /R

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■ オプション( * はデフォルトです) 
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   オプションは大文字・小文字を区別しません。
   dos2ww98.exe ではハードウェア設定に関するオプションが一部利用できません。

*   /9600   9600 bps で通信を行います
   /38400  38400 bps

*  /COM1   COM1  を使用します
   /COM2   COM2
   /COM3   COM3
   /COM4   COM4
   /IRQ=nn       割込み要求設定をします。
                 (通常は指定する必要はありません。)
   /ADDRESS=nnnn I/Oの先頭番地を指定します。
                 (通常は指定する必要はありません。)

  (通信エラーが出る場合は /COM /IRQ /ADDRESS を適宜設定してください)

   /R      ファイル転送後すぐ実行します
*  /RX     ファイル転送のみを行います

   /K      ファイル送信後キー送信を行います
*  /KX     キー送信を行わず終了します

*  /H      半2重通信を行います。IrDA使用時は必須です。
   /HX     全2重通信を行います。ケーブル接続時は若干動作が速くなります。

*  /ROM0   ファイルを /ROM0 に転送します
   /RAM0   ファイルを /RAM0 に転送します

   /L      ローカルエコーをキャンセルします。HP-200LX では必須です。
           通常は指定しません。
           問題がない場合にこのオプションをつけると激重になります。

   /B      通常は転送速度の高速化のため、XMODEM送信時は128バイト毎に
           ウェイトを挿入しますが、このオプションでは、1バイト転送毎に
           ウェイトを付加します。

   /E      XMODEM送信時のエラーチェックを無視します。MobileGearでは必須です。

   /M      XMODEM送信'のみ'をおこないます。OSのバージョンアップを行う場合は
           このオプションをつけてください。また、MegでのXM受信や、
           FREE WINGさん製作のハニー【ノン】フラッシュを使う場合には、
           このオプションにより高速に転送ができます。
            | ただし、Megで[XM受信]を用いる場合、転送するファイルと同名の
            | ファイルがすでにFLASH ROM上に存在すると転送エラーとなりますので、
            | 転送前にあらかじめ該当ファイルを消しておく必要があります

   /Wn     (nは2^31までの整数) ウェイトを設定します。転送エラーが起きる
           場合にはこの値を大きくしてください。デフォルトは /W500
           dos2ww98.exe でのデフォルトは /W50 です。

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■ 更新履歴
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ver 0.5  初リリース
ver 0.6  送信ウェイトを intから longへ
         文字が帰ってきそうな部分のウェイト強化
         /COMn オプションのバグフィックス
         /CHn オプションの廃止
         デバッグ表示を強化
ver 0.65 転送ファイルの形式チェック処理を追加
         キー送信時のウェイト強化
ver 0.7  /L オプション (ローカルエコーキャンセル)を追加
ver 0.8  通信ライブラリを変更
         | rs-232c コントロール用ライブラリ  V1.00 (1996/10/21)
         | 佐藤 淳一氏製作(vector で入手できます)
         環境変数 DOS2WW を読みこむようにした
ver 1.0  /ROM0, /RAM0 オプションを追加
         Ged対応
         ファイル送信後実行のウェイトを2秒に設定
         デバッグ表示を止めた
         ファイルの送信バイト数を表示するようにした
ver 1.1  /B オプション XMODEM送信時に1バイト毎にウェイトを付加
         /E オプション XMODEM送信時にエラーチェックを行わない
         を追加。MobileGearに対応。
         deleteコマンド発行時のウェイト増加による、Meg上での
         安定性向上。
ver 1.2  98版とソースを一本化
         /H,/HX オプションを追加し、ケーブル接続時の転送速度を向上
         WonderWitch転送形式ではないファイルの自動形式変換&転送
         機能を追加
ver 1.3  dos2ww, dos2ww98 を同一アーカイブに添付。誤起動に対する
         エラー処理を追加
         ファイルの複数指定、ワイルドカードによる指定に対応
         必要最小限のネゴシエーションによる転送時間の大幅短縮

ver 1.31 ヘルプメッセージを一部修正, コンパイラの変更により
         PC9801版のファイルサイズを約1/2に

ver 1.4  XMODEM送信のみの機能を/Mオプションで実装
         dos2ww のみでFreya OSのバージョンアップができるようになりました。

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■ 著作権・注意事項など
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・本ソフトはフリーソフトです。転載・配布はご自由にどうぞ。
・添付したソースコードはご自由に流用していただいて結構です。
・本ソフトを使用して何らかの損害を生じても作者は責任を負いません。

最新版は下記 URLで入手できます。
http://ha6.seikyou.ne.jp/home/sasao/junkhard/ww/

ご意見・ご質問・ご要望などありましたら、お気軽に下記までどうそ。
sasao@dais.is.tohoku.ac.jp
http://bbs1.otd.co.jp/junk/bbs_plain
http://ha6.seikyou.ne.jp/home/sasao/junkhard/

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■ 謝辞
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佐藤 淳一さん製作(vector で入手できます)の「 rs-232c コントロール用ライブラ
リ  V1.00 (1996/10/21)」を利用させていただきました。再コンパイルしたい場
合には、別途↑に含まれる comfuncs.lib を入手してください。
HP-200LX 等における動作確認には 綾羅木ゆきなさん に大変ご尽力いただきました。
MSの赤外線モニタに関する大変有用な情報を ななしのさん にいただきました。
強制的にMSの赤外線モニタをはずす方法&Librettoでの動作報告を まさやん に
いただきました。
また、Tomoさん、 さ〜さん のカキコがなければ初期バージョンのままだったことは
間違いなかったです。
ThinkPad (DOS)における動作報告を catrollさん にいただきました。
MobileGear (DOS)への対応については 片屋さん にご協力いただきました。
VAIO ノート (WIN98)における動作報告を TaTTyuさん にいただきました。
Panasonic CF-A1R (Win98SE)における動作報告を POPERさん にいただきました。
98版の移植&転送形式の自動変更は よこやえりなさん のコメントが原動力に
なりました。
PC9801とDOS/Vの判定には djgppのソースおよびくま(あに)さんのコメントを
参考にさせていただきました。
純粋なXMODEM送信の実装はFREE WINGさんのプログラムがきっかけとなりました。
そのほか、BBSにカキコしていただいたみなさんどうもありがとうございました。