ろぼっと☆まじょこさん
〜シリアルバス〜

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ワンダースワンの拡張端子にはシリアル入出力ポート(9600/38400 bps, 8bit, パリティなし)があり、PCやUARTが搭載されたマイコンチップ等と容易に接続することができますのて、まじょこさんではこのポートを利用した簡単なシリアルバスを構成しています。このシリアルバスには以下のような特徴があります。

機械的仕様

シリアルバス用コネクタには入手が容易なステレオイヤホンジャックを用いています。 各ピンの名称と用途は以下のようになっています。

コネクタピン配置
POWER電源供給ピン(+6V〜+9V)
DATA 双方向データライン(0V/5V)
GNDGND

マイコンチップとのインターフェイス
また、バスから電源を供給して動作するマイコンチップとの接続は上記のようになります。UART内臓マイコンの場合には、UARTをそのまま使用することができます。
LM2940 CT-5.0 の出力段には22μF以上のコンデンサが推奨されていますので、電源投入時の立ち上がりが遅くマイコンチップが正しく動作しない場合があります。その場合にはリセット回路をつけるなどしてください。(実際には 出力段に接続するコンデンサを0.1μF程度としても大抵動作しますが....)

通信速度などの設定は以下の通りです。

速度38400 bps
データ8ビット
パリティなし
ストップビット1ビット
フロー制御なし
同期半二重, 調歩同期(非同期)

プロトコル

マスタとなるデバイスは、次のフォーマットでスレーブとなるデバイスに データを送信します。 コマンド部の実装は任意ですが、 スレーブとなるデバイスは、必要な全データを受信するまで、コマンドに対する I/O操作等を行ってはいけません。 また、スレーブからデータを読み出すコマンドの場合、スレーブは 10 ms以内に 何らかの応答を開始する必要があります。
+000x0D
+01アドレス(0x20〜0x7F)
+02〜コマンド(256バイト以内)

実装について

データの転送レートが 38400 bps と低速になっているので、 応答速度が要求される場合には、スレーブ側のデバイスで処理してください。

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