ハードウェア資料

ワンダースワンには下記のような外部入出力端子がついており、 各種デバイスの接続が容易にできるように設計されています。

下記は独自の解析によるものです。 この記事を元に改造などをおこなう場合には、各自の責任において お願いします。何らかのトラブルが生じても当方は責任を持ちません。

┌──────┐　 　│　１２３４　│　 　└┐　　　　┌┘　 　　│５６７８│　　 　　└────┘　　 Swanコネクタピン配置 (正面から見た図) 純正対戦ケーブルの コネクタ部模式図

ピン番号 名称(I/O) 備考 1 Vcc 電源 (+3.3 V)(*1) 2 WSin(I) スワンへのシリアル入力(*2) 3 WSout(O) スワンからのシリアル出力(*2) 4 GND GND 5 CLK1(O) クロック出力:768 kHz(常時)(*5) 6 CLK2(O) クロック出力: 24 kHz(常時)(*5) 7 D_SND(O) 音声デジタル出力(*3)(*5) 8 CONNECT(I) 外部ヘッドホンを認識させる場合にはこのピンを Lにする(*4)

(*1) 数10mA取り出せます
(*2) 9600/38400 bps, N81, UART とは逆論理 (無信号時 L)
(*3) CONNECT = L の時のみ出力(CONNECT = H 時は常に L)。データフォーマットは(*4)のリンク参照。
(*4) sys/sound.h の sound_get_output() の bit7 に反映される(L = 1/H = 0)。 また、L の時は内部スピーカが自動的に OFF になる。
(*5) 5〜7 はヘッドフォンの D/Aコンバータ(ローム/BU9480)に直結。

概要: CdS(しーでぃーえす)は明るさにより数百Ω(明)から数百kΩ(暗)まで抵抗値が変化する素子です。ほぼ可視光の波長域で反応するので、素子を色セロハンで覆ったり、特定の色の光を物体に当て、その反射光を検出するなどすることで、特定の色を判別するセンサーとして使えます。 入手先: 電子部品を扱っているお店ならたいてい手に入ります。大きさなどが売っている店でまちまちだと思いますが、気にしなくて大丈夫です。写真は秋月電子通商で入手。

概要: S4282-11 はラインセンサをつくるのに便利な光センサです。ＬＥＤと抵抗を接続するだけで、簡単に外乱光に強い回路を構成できます。姉妹品に S4285-40がありますが、こちらはオープンコレクタ出力で、外乱光に対する性能も S4282-11 と比較するとやや劣ります。 入手先: 共立エレショップの通販で入手。一個 250円。

概要: 加圧導電ゴムをアミ線で挟み込んだ構造で、特定方向への曲げや圧力によって抵抗値が∞から数Ωに急激に変化します。任意の長さに切り分けられ、曲げ性にも富むので、ロボットのハンド部にとりつけて触覚センサとして使うなどできます。 入手先: オリジナルマインドの通販で入手。ジャンク品なので買おうと思っている方はお早めに。

概要: 現時点でもっとも入手しやすい C-MOSカメラにGAME BOYソフト POCKET CAMERAがあげられます。POCKET CAMERA には三菱の人工網膜 LSI(M64282FP)が用いられており、モノクロ 128 x 128 画素、レジスタの設定により輪郭強調・輪郭抽出・ゲインレベル調整などが行えるほか、データは外部クロック同期のアナログ出力のため低速なCPUでも画像処理を容易に行うことができます。 入手先: GAME BOY ソフトを取り扱っているお店。実売価格 2,500円程度。カメラ部のみを取り外すには、別途先端の形状が Y字型のドライバーが必要です。