秋月ファンクラブ掲示板 過去ログ

LT-Spiceでの波形データの保存方法 - inara1

2012/07/07 (Sat) 09:57

LT-Spiceで表示される波形は、シミュレーションした全てのデータを表示している
のはなく、適当に間引かれています。(A)の方法で波形データをテキスト形式で保
存して中を見ると分かりますが、変化の少ないデータの時間間隔は大きく、変化の
大きいデータでは時間間隔が小さくなっています。実際にどのような時間間隔でシ
ミュレーションしているのかを見るには(C)の方法でデータを保存すれば、間引
いていない生のデータが見られます。

(A) LT-Spiceの波形データをテキスト形式で保存する方法
(1) グラフ画面をクリックしてグラフ画面をアクティブにする
(2) メニューのFile→Export→左下のSelect Stepsをクリック
(3) Select Allをクリック(個別に選ぶときはマウスカーソルを合わせてCtrl
キーを押しながらクリックしていく)→OK
(4) ウィンドウの上側に保存先が出るので、そのままでいいのならOK(別の場所
に保存するのならBrowseをクリックして保存先を選択)

(B) 保存した波形データをExcelで表示させる方法(WndowsXPの場合)
(A)で保存したデータのアイコンを右クリック→プログラムから開く→
Microsoft Excelを選択

(C) LT-Spiceの波形データを間引かずに保存する方法
(1) 回路図画面をクリックして回路図画面をアクティブにする→メニューのEdit
→SPICE Directiveで出てきた空欄に.options plotwinsize=0と書く(optionsの冒
頭がピリオドになっていることに注意)→OK
(2) シミュレーションを実行して(A)の方法でデータを保存する