秋月ファンクラブ掲示板 過去ログ

単電源で動作するLPF - inara1

2012/05/19 (Sat) 14:31

正負(±)の信号を扱うときは両電源でオペアンプを動作させるのが一般的です
が、単電源でもLPFが作れます。上の回路(Sallen-Key 5th Order Bessel
LPF.TSC)の入出力にDCカットのコンデンサを追加して、オペアンプの動作点を電
源電圧の半分とすれば、単電源でも動作します。

添付図は、C6とC7がDCカット用のコンデンサです。R6とR7による抵抗分割で電源電
圧の半分の電圧を作り、その電圧を高抵抗(R8)を介してオペアンプの入力端子に
加えることで、動作点を電源電圧の半分(2.5V)としています。

ただし、DCカットのコンデンサは直流を通さないので、直流まで動作するLPFには
なりません(低周波ほど利得が落ちる)。