秋月ファンクラブ掲示板 過去ログ
可変抵抗 - ok-909
2014/05/31 (Sat) 22:24
LTSPICEで
流れた電流値によって抵抗値を変えれる抵抗器を作りたいのですが、可能でしょう
か?
そのような命令はありますか?
ご指導ください。
Re: 可変抵抗 - inara1
2014/06/01 (Sun) 06:16
ビヘイビア電源(BVまたはBI)を使えばできます。
ビヘイビア電源は、メニューの Edit → Componentで出てきた部品の中の bv また
は bi です(どちらを使ってもいい)。
それを回路図上に置いて、シンボルを右クリックして出てきた表の中のvalue欄の
I=F(...) を R= という式に書き換えればいいです。 R= の右側に関数を書きま
す。
右の図(クリックすると拡大表示)は
R={r0}+{k}*abs(I(B1))
としたときの結果です。電源は bi を使ったので、回路図上では電流源の記号に
なっています。
ro と k は固定パラメータですが、R= と書いた場合は、パラメータを括弧 { } で
囲まないとエラーになります。
R は正の物理量なので負にならないように注意してください。R<0 となっても
エラーにはなりませんが、計算が遅くなり、R<0 の領域はグラフに表示されま
せん。
Re: 可変抵抗 - ok-909
2014/06/01 (Sun) 11:39
返信ありがとうございます。
自分でも添付のようにシミュレーションしてみましたが、
time step too smallというエラーがでます。
なぜでしょうか?
Re: 可変抵抗 - inara1
2014/06/01 (Sun) 12:54
最初からDC電圧を加えるときには、以下のように、電源の初期値を0にすればエラーは出ません。
メニューの Simulate → Edit Smulation Cmd → Start external DC supply voltages at 0V にチェックを入れる → OK
しかし、いきなりDC電圧を加えても、電流-電圧特性の非線形性が分からないので、右図のように、徐々に電圧が上がる波形(ランプ波形)を入れたほうがいいです。
Re: 可変抵抗 - ok-909
2014/06/01 (Sun) 13:15
返信ありがとうございます。
説明通りの動作となりました。
感謝します。