秋月ファンクラブ掲示板 過去ログ

HCNR200の使い方 - ok-909

2014/05/25 (Sun) 12:47

アバコのWebページにあるアプリケーションノート
(http://www.avagotech.co.jp/docs/AV02-1333JP)の3ページのに記載ある項目の
動作が理解できません。

P3.動作原理の10行目に「+」端子からGND1に電流IPD1が流れます。とありますが、
ダイオードの向きが逆であるため
流れないのでは?と思います。
このアプリケーションの誤記でしょうか?

他の方が使用されている方法を見ても上記と同様の使い方で
???です。

解説をお願いしたいです。

Re: HCNR200の使い方 - inara1

2014/05/25 (Sun) 13:32

「+」端子というのはPD1のアノードの意味のようです。PD1のアノードはオペアン
プA1の非反転入力端子(+)にはつながっていないので、オペアンプの「+」端子
の意味ではないですね。

翻訳があまり上手でないので分かりにくいようです。要するに、アナログ入力VIN+
にどのような電圧が印加されても、オペアンプA1の2pinの電圧が3pin電圧(0V)と
同じになるように保持されるという動作になります。オペアンプの入力には電流が
流れないので、PD1に流れる電流はR1に流れる電流と等しくなります。R1の右側の
電圧は常に0Vなので
  R1に流れる電流=VIN+/R1
となります。この電流がPD1に流れる電流に等しいということになります。

HCNR201は持っています。データシートの応用回路にあるような、アナログ信号の
伝送をやろうと思って、秋葉原のマルツで買いました。
http://www.marutsu.co.jp/shohin_15227/

Re: HCNR200の使い方 - ok-909

2014/05/25 (Sun) 13:52

返信ありがとうございます。

P3の(A)について
PD1に電流を流すためには、アナログ入力VIN+を負電圧にしますが、
それでもA1-2pinは負電圧です。

そうするとHCNR200はいつまでたっても点灯しません。
どういう理解をすればよいのか?

教えてください。


Re: HCNR200の使い方 - inara1

2014/05/25 (Sun) 14:09

フォトダイオードは通常0バイアス(アノートとカソードの電圧を同じにする)
か、逆バイアス(アノード電圧<カソード電圧)で動作させます。順バイアス(ア
ノード電圧>カソード電圧)にすると、光電流よりはるかに大きい電流が流れてし
まうからです。

アナログ入力VIN+を負電圧にすると、オペアンプA1の出力は正の電圧になるので、
LEDに逆バイアスがかかり、LEDは発光しません。

さらに、VIN+を負電圧にすると、PD1のカソードが負電圧になるので、PD1が順バイ
アスになります。このときオペアンプは、2pin電圧を0Vに保持するような動作がで
きなくなります。

PD1もPD2も光電流は、フォトダイオード内部のカソードからアノードに流れます。
外から見れば、カソードに向かって電流が流れ込みます。通常のダイオードの電流
の向きとは逆です。

Re: HCNR200の使い方 - ok-909

2014/05/25 (Sun) 14:16

フォトカプラは1次ダイオードを順バイアスしますが、
フォトダイオードの使い方は逆バイアスして
漏れ電流のようなもので制御すると考えるのでしょうか?

初めて使います。
逆バイアスの使い方に驚きです。
でも回路図から逆バイアスでないと成立しませんよね。
?

Re: HCNR200の使い方 - inara1

2014/05/25 (Sun) 14:20

フォトダイオードは通常、逆バイアスで使います。普通のダイオードを逆バイアス
にしたとき、温度を上げると漏れ電流が増えていきますが、それと同じようなイ
メージです。光が強くなるほど漏れ電流(光電流)が増えていく感じです。

Re: HCNR200の使い方 - ok-909

2014/05/25 (Sun) 14:29

ありがとうございます。

問題解決しました。