秋月ファンクラブ掲示板 過去ログ

単電源の絶対値回路 - inara1

2014/04/13 (Sun) 08:45

Yahoo知恵袋の補足です。
右側の画像をクリックすると拡大表示されます。

【添付図の回路がなぜ絶対値回路になるのか】
添付図の回路のU1はバッファでなく半波整流回路ですが、U2のほうは差動増幅回路
です。R1の左側の電圧をA、U2の非反転入力端子(+)の電圧をBとすると、U2の出
力電圧は
出力電圧 = -(R2/R1)*A + {1+(R2/R1)}*B
になります。添付回路の場合、R1=R2なので
出力電圧 = 2*B - A
となります。Aが正弦波で、Bがその半波整流波形ならば、正の絶対値回路では
・入力信号が+のときA=Bなので、出力電圧=A
・入力信号が-のときB=0なので、出力電圧=-A > 0
となって全波整流波形になります。単電源の絶対値回路で重要なのは、入力信号が
-のときB=0になるようにするところです。出力反転現象のないフルスイングのオ
ペアンプを使えば、整流回路でよく使われるダイオードを使わなくても半波整流を
実現できます。

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