秋月ファンクラブ掲示板 過去ログ
ラーメンタイマ(1) - inara1
2013/04/06 (Sat) 18:04
フリスクに入るラーメンタイマを作り始めています。
drumaさんに焚き付けられ、AVRマイコンを使ったラーメンタイマー
(http://www.ne.jp/asahi/shared/o-family/ElecRoom/AVRMCOM/RamenTimer/Ramen
Timer.html)に似たものをハードウェアだけで作る予定です。動画
(http://www.youtube.com/watch?v=Ont7r9PRZw4)を見ると、1秒ごとにカッ・
カッ・カッという音が出るようなので、まず、これと同じような音が出る回路を作
りました。右の図がその回路です(画像をクリックすると拡大表示されます)。
シュミットトリガインバータと抵抗とコンデンサを使った何の変哲もない矩形波発
生器(U1とU2)で、周期1秒の基準パルス(duty50%)を作ります。そして、この信
号の立上がりエッジのタイミングでパルス幅10msの信号を作り(U5とU6)、その出
力を論理反転させます(U7)。この他に、もう1つシュミットトリガインバータを
使った発振器で1kHzの矩形波を作ります(U3とU4)。そして、U4とU7の出力のNOR
(U8)をとると、1kHzの矩形波が1秒おきに10ms間だけ出るような信号になりま
す。
この信号でLEDを光らせると、1秒おきにピカッ・ピカッ・ピカッと、飛行機の衝突
防止灯のような光り方になります。さらに、この信号をコンデンサ(C4)で直流
カットして、圧電スピーカを鳴らすと、1秒ごとにカッ・カッ・カッという音が出
ます。動作確認に使った圧電スピーカはこれ
(http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-04228/)です。これは音が大きいので
すがサイズも大きいので、もっと小さいサイズのもの
(http://akizukidenshi.com/catalog/c/cabz/)にしたほうがいいかもしれませ
ん。この回路は、電源電圧が1.8Vから5Vまで動作しますが、電源電圧が2.5Vを下回
ると、カッ・カッ・カッという音の周期が若干(10%くらい)伸びます。ラーメン
ターマなので、この程度の変動は許容することにします。
この1Hzの信号をカウンタで30分周すれば、周期30秒のパルスを作ることもできま
すが、回路が複雑になるので、どうしようか考え中です(シュミットトリガイン
バータを使って直接30秒周期のパルスを作るほうが簡単)。直接30秒周期のパルス
を作ると、カッ・カッ・カッという音は単なるお飾りになってしまいますので、や
はりカウンタを使ったほうがタイマらしいかもしれません。
このカッ・カッ・カッ音は、古い人ならご存知の短波JJYの変調音
(http://ja.wikipedia.org/wiki/JJY)を真似たものです。短波JJYの音には2種類
あって、カッ・カッ・カッ音の他に連続したピー・ピー・ピーという音もありあま
すが、ピー音はうるさいので、カッ音にしました。日本では2001年3月31日正午に
短波を使った標準周波数送信は廃止されましたが、海外では放送されているので、
今でも、夜間にはハワイや中国からの放送を聞くことができます(短波ラジオをお
持ちの方は周波数を10MHzや15MHz合わせてみてください)。