秋月ファンクラブ掲示板 過去ログ

Re: USB接続データロガー(ADC-24)についての質問 - hiro

2012/11/17 (Sat) 12:08

chy_farm さん
こんにちは、簡潔にお答えすると以下の通りです。

● 出力は差動ではないので、16チャンネルで使用できる
→ その通りです。

● 一定の時間間隔で瞬間のデータ(電圧とか温度とか)を記録するのに向いている
→ その通りであり、瞬間のデータしか取り込めないのが普通です。

● 60ms毎にパッとその瞬間だけ測定値を記録して、そのあと次の記録まで60msのインターバルを空けてまた計測する、という意味なのでしょうか?
→ その通りです。


以上から、目的の実現には使用できないことがわかります。
もし使うなら、波形ロガー(単体としてはあまり一般的でなく、どちらかと言うと、デジタルオシロ等についている機能又はその名称として一般的です)になるかと思います。
尚、ロギング出来る時間やその方法などは機種ごとに様々ですので、仕様などで確認が必要です。

Re: USB接続データロガー(ADC-24)についての質問 - chy_farm

2012/11/17 (Sat) 23:01

hiroさま

今日は出張で御礼が遅れてしまいました。早速ご教示をいただきありがとうございます。

それでは、データロガーは止めます。
代わりにinara1さまがアップされたセレクターを応用して30ヶから任意の順番にセレクトするようにして、それをアクティブ電極と筋電計本体との間に接続したらいいのかな?と思いつきました。

センサーのアクティブ電極は、軽量化のために基板を焼いてもらってLT1167で30ヶ作ります。この電極を測定点に貼り付けておいて、ここから電極1ヶ当たり5本のリード線を延ばしてセレクターに接続。セレクターで測定時間を設定できるようにしておいて、30ヶのアクティブ電極を任意順に筋電計本体のアンプ回路に接続です。

各アクティブ電極毎の区切りは、筋電計本体出力をオーディオファイル編集ソフトの入力するときに、「無音部分」を挿入することで区切ります。

これでシリアルな30ヶの波形データが記録されますので、無音部分の区切りを目安にして各波形をマトリックス状に表示すれば見やすいです。

無音部分を区切りの目安にする、というコードの記述が難しそうですが、、、

Re: USB接続データロガー(ADC-24)についての質問 - hiro

2012/11/19 (Mon) 11:42

chy_farm さま

アクティブ電極の最終仕様が不明ですが、電源等は常時接続、信号ラインだけを微小信号用のリードリレー等を使ってスイッチすれば出来るかもしれません。

ただ、お気づきの通り、同じ瞬間の別個所の筋電波形は取得不可能である事に注意が必要です。
切替と無音部分の生成は切替器側で全て行えば、残りはソフトで対処可能なので、現実的ですね。

切替自体はロジック回路なので、工夫すれば何とでも出来ますが、アナログ信号の通過部分は、微小信号ということもあり、細心の注意が必要で、2系統程度で十分にテストされたほうが良いかもしれません。

リードリレーは秋月で、一般型2種と、高周波回路や通信機器に使用できそうな静電シールド付の高級品特殊タイプ(恐らく放出品)が販売中のようですね。

Re: USB接続データロガー(ADC-24)についての質問 - chy_farm

2012/11/21 (Wed) 10:17

hiroさま

お世話になります。

>リードリレーは秋月で、一般型2種と、高周波回路や通信機器に使用できそうな静電シールド付の高級品特殊タイプ(恐らく放出品)が販売中

見てきました。
http://akizukidenshi.com/catalog/goods/search.aspx

一般型2種のほうがブレッドボードには楽ですね。

高級品の方は端子が小さくて、ブレッドボードならアダプターが必要ですね。コテ先は小さいのがありますがこういう職人技はまだ試したことがないので練習が必要そうです。

Re: USB接続データロガー(ADC-24)についての質問 - chy_farm

2012/11/23 (Fri) 14:36

お世話になります。

「秋月の一般型2種リードリレー」の件ですが、↓
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-04324/
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-04329/

ブレッドボードで組んでいきたいので、マイクロピンでない一般型の方が扱いやす
いと考えているのですが、静電シールドが無い一般型でも通常は問題無いのでしょ
うか?
静電シールドは高周波を取り扱う場合なのですか?

Re: USB接続データロガー(ADC-24)についての質問 - hiro

2012/11/24 (Sat) 13:14

chy_farm さん

> 静電シールドが無い一般型でも通常は問題無い
と、思われます。
どのあたりを高周波とするのか定義が曖昧なので難しい所ではありますが、現段階
でPCの音声信号用ADを使用している所から、音声帯域相当とするなら、静電
シールドまではオーバースペックのような気もします。
同時に、リードリレーを連接したり、そこに至る配線が隣接する事により隣接チャ
ンネルからの信号成分がノイズとなる可能性を常に頭の片隅に残しておく事を忘れ
ないで下さい。
あと、一般型としている本リードリレーを使った事が無い為、接点の品質などがわ
かりません。
高価の部品でない為、実際にテストして挿入損失がどの程度かを事前に確認してお
かれると良いかもしれません。
※リードリレーは接点部分が密閉構造の為、電流が殆ど流れない使用方法であれ
ば、初期特性が長期にわたり持続すると考えて問題ありません。
ただ、内部に封入されている気体により(不活性のガスであったり、単に空気であ
る事も)性能に変化が出ます。
特に、切替をしようと考えている部分が、微小信号?の部分かと思いますので、取
り回しも含めて様々な工夫が必要だと思います。

Re: USB接続データロガー(ADC-24)についての質問 - chy_farm

2012/11/25 (Sun) 00:33

hiroさま

ありがとうございます。
幾種類か購入して実験してみます。

リレーを動かすスイッチング用トランジスタに電流を送るところはPICで作ろうとしています。

PICは今年の春に習い始めて、そのときにLEDを1秒毎に点滅させる回路を作ってみたので、このプログラムで測定時間を決めておいて、それをinara1さまがアップしてくださったセレクタの右半分のリレーに接続、それで測定に必要な個数のリレーを順番に切り替えていけば良いですね。

LEDをオンにしたときにリレーがオンになるのと同じに組めば良いですね。そうするとトランジスタはシンクにして、プルダウン抵抗を付けるようですね。

Re: USB接続データロガー(ADC-24)についての質問 - chy_farm

2012/11/26 (Mon) 19:48

お世話になります。

IC16F84Aで、試しにRB0~RB2で合計3ヶLEDを点滅させてみました。

オシレータは10MHzを使いました。1クロックが0,1μ秒ですので、PICの1サイク
ルが0.4μ秒。時間稼ぎプログラムを3段階に分割して合計で7500124サイクル分の
時間稼ぎをしました。これでおよそ3.0000496秒の点灯時間になりました。

消灯のインターバル時間は0.5秒です。

RORTのBが0番~7番まで8ヶありますので、リレー8ヶに接続できますね。

次はinara1さまが書いてくださったセレクターの右側を作ってPICとつなげてみま
す。

Re: USB接続データロガー(ADC-24)についての質問 - hiro

2012/11/27 (Tue) 17:11

chy_farm さん

PICを使われる辺り、面倒な事はソフトで解決できますからなかなか面白い選択で
すね。

さて、
> 写真のPIC左側でブレッドボードPin番号14番はリセットで、これが常時ONの
ところをリセット時に一度OFFにするとリセットが出来ます。

此方の部分、PCから制御する理由は、チャンネルの特定の為でしょうか?
もし、チャンネル特定だとすれば、私なら無音部分の時間を1ch目の手前だけ長く
取ってPC側で識別できるようにすると思います。
この手法であれば、PC側でもリアルタイム処理は不要になりますので(極端な話
し、リニアPCM対応のICレコーダーで録音して、後からPCで波形解析できます)
面倒なタイミング調整も不要です。

具体的にタイムチャートを作るなら、以下のようになります。
(ABC:各チャンネル/-:無音部分 1桁0.5秒)

CCC---AAAAAA-BBBBBB-CCCCCC---AAA

このような切替えであれば、チャンネル間は0.5秒の無音が、最後のチャンネルと
最初のチャンネルの間だけ1.5秒の無音があるので、この1.5秒を検出できれば、以
降はどのチャンネルかを容易に判別できます。
これなら、PICのファームだけで実現できますから経済的で、工数も最小だと思い
ます。
※識別用の無音時間は例であり、最大3.5秒程度まで大きく取っても良いと思いま
す。

あと、選定されたPICと予定するチャンネルに余裕があるなら、出力の1つを無音
を作るミュートリレー用とした方が良いかもしれません。干渉を受けない完全な無
音を作る事で、PC側での検出をより確実に出来そうです。
(チャンネルがいっぱいなら、適当なロジック(ダイオードorと出力trによるnot
回路とか)で全てのリレーがoffの時だけMUTEをonにするようにすれば良いと思い
ます)

Re: USB接続データロガー(ADC-24)についての質問 - chy_farm

2012/11/28 (Wed) 00:16

hiroさま

お世話になります。

>此方の部分、PCから制御する理由は、チャンネルの特定の為?

PCの方でUWSCというアプリケーションを使って音響ソフトを動かしています(この音響ソフトはノッチフィルタ、スクラッチノイズフィルタ、など付いていてこれでフィルタリングすると波形がきれいで今のところ気に入っています、、、ADCでフィルタリングする技術のお勉強が間に合わなかったのでしかたなくソフトで対応してしまいました)。

この時にUWSCのコードを加工してダイアログと画像表示させながら、計測者が被験者の皮膚の測定場所を間違えないようにインストラクションするように簡単なプログラムをしています。

こちらのUWSCプログラムから測定開始を実行出来るので、この開始するときを同じタイミングでPICを動かしたいなぁ、と考えました。
PICが止まる時に(PICのPinを決めておいて)Pin出力で信号を送って、PCでそれを受けたら計測終了としてデータ保存に移行したいところですが、(私には複雑ですから)UWSCで全計測時間をあらかじめコードに書き込んでおいてその時間でストップさせ、そのあとすぐに「日時分秒」をフォルダ名にして、このフォルダにデータ保存します。

>最後のチャンネルと最初のチャンネルの間だけ1.5秒の無音があるので、この1.5秒を検出できれば、以降はどのチャンネルかを容易に判別できます。

おっしゃる通り、その時間を利用してみたいです。

それで恐縮なのですが、またご教示いただきたいことが出来ました。
>出力の1つを無音を作るミュートリレー
というのはどのような部品なのでしょうか?

それから、「オープンドレイン」について学んでいるのですが、写真に引用の記述部分がイマイチ私には難関です。特に赤字の「抵抗で相手のVDDにプルアップする」というところがイメージがつかみにくくて困っています。
左側の出力Pinからは2.6Vが出て来て、そのとき右側の方は入力ですし、入力信号を待機中なのだから「L」になっているハズ、、、。
左から来た2.6Vを受け取るけれどこの電圧ではちょっと低すぎて閾値以下だから「H」にならないということですね。
だから右側のVddの5Vを取り回して持ってきて入力pinにインプットしていますが、そうしてしまうと入力pinにはいつも5Vが印可されてしまうから、入力信号待機中の「L」にはそれが入ってしまって、左側から2.6Vが出てきても受け取り出来ない!!
というふうに考えたのですが、、、、どこが間違っているのでしょうか?